【拍手お礼 62】


- まどろみ。-


休日の朝。
まどろみの中で見るのは…


「おはようございます。今日も良いお天気ですよ?」
優しい恋人の声で眼が覚めた石川は、まだボンヤリとしていて…
まだ、まどろみの中にいた。

「…おはよ…」
「おはようございます」
軽い朝の挨拶を交わして、石川はもう一度眠りに着こうとした。

「…悠さん?起きないんですか?」
「…もうちょっと…」
「珍しいですね…」
まだ、眠り足りないという石川の様子にクスリと笑って、岩瀬は…

「…よく休んでくださいね?」
石川のおでこにキスを落とそうと身を屈めると―

「うわぁ!」
「…お前も一緒に…」
ポヤポヤとした様子ながらも、しっかりと岩瀬の体を抱きしめた石川が呟いた。

「…はい」
「ん…おやすみ…」
先ほど『おはよう』の挨拶をしたのだが。
まるっきり関係ない感じで石川は眠りに着いた。
それを起こさない様に、岩瀬は抱きしめ返し…

「おやすみなさい…悠」
今度こそ、キスを送り、自分も目を閉じた。



それは、優しい寝顔の恋人で…